山麓王国

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コレステロールという話から、調子に乗って先走ってしまいました。

そして今回もずいぶん調子に乗ってしまいました(笑)

が、医療的な知識はない人間ですから、あくまで民間療法の延長の、眉唾物の情報だとおもってお読みくださいね。



相変わらずコレステロールについて調べていました。

海藻、キノコ、これらふたつの複合多糖類の機能性がすごい、ということは以前述べたとおりです。

血中脂質を排出し、一部の複合多糖類は有意な抗がん作用を示し、抗アレルギー作用もあり、血糖値を下げる。

海藻もキノコも、一部の薬に匹敵するレベルで作用する、天然の薬効を備えているようです。



体の中の脂肪にはいろんな種類があって、これは重要な働きをするんですが、中にはわるさをするのもあります。

中でも血管を詰まらせてしまうのが悪玉コレステロールで、LDLコレステロール(軽比重コレステロール)といわれています。

血管に対してわるさをしない善玉コレステロールはHDLコレステロール(高比重コレステロール)ですね。

コレステロールは3割ほどが食事から摂取され、7割は肝臓で合成されるそうです。



ところで、肝臓はコレステロールを利用して胆汁酸をつくります。

われわれがコレステロールと呼んでいるのは、脂肪のかたちをしたホルモンです。

脂肪ですから、コレステロールのカロリーは油とおなじ1グラム9kcalです。

これはかならずしも悪者ではなくて、食べものとして入ってきた脂肪を乳化させて吸収しやすいカタチに変える作用があります。

なので、コレステロールが極端に不足していると、食べた脂質をうまく消化できなくなってしまいます。

胆嚢を切除する手術をすると脂が消化できなくなるのはこのためですね。

しかし、どうやらこの胆汁酸がコレステロール低減のキーワードにもなるようです。



胆汁酸は腸で90%以上再吸収されて、肝臓に戻って再利用されます。

「腸肝循環」というんですが、こうやって再利用されてしまうと、あたらしくコレステロールから胆汁酸をつくる必要がなくなってしまいます。

そこで医療分野では胆汁酸吸着レジンという、胆汁酸を吸着してそのまま排泄してしまう薬を出しているそうです。

これを飲めば、胆汁酸が吸着されて排泄されるので、肝臓はあたらしくコレステロールを利用して胆汁酸をつくるようになります。

胆汁酸吸着レジンの成分は、陰イオン交換樹脂という、つまり樹脂(プラスチック)です(笑)

これを飲んでると、結果的に体内のコレステロール値は下がるそうです。



では薬に頼らずに胆汁酸を吸着する食材というと、ここで海藻やキノコが出てくるんですね。

ほかにも、
ココアに含まれるリグニン、
納豆など大豆食品、
杜仲茶、
こんにゃく、
と、胆汁酸を排泄してくれる食材はたくさんありました。

ちなみに大麦(押し麦やオートミール)の場合は、β-グルカン(複合多糖類)が豊富なので胆汁酸を吸着する作用もあるんですが、同時に胆汁酸を吸収しやすくする機能もあるようで、こういうのは調べているとおもしろいですね。



では、われわれはいったいどれくらいのコレステロールを体に含んでいるんでしょうか。

調べてみると、健康な成人ではおよそ140gなんだそうです。

たった140g。

体重60kg、体脂肪が20%の人の場合、体内には12kgの脂肪を蓄えているわけですから、その中の140gというと、とても少ない印象です。

前から不思議だったんですが、たとえばたらこや鶏肝は脂質が少ない食材なんですが、コレステロールは高いといわれます。

どうして脂質が少ないのにコレステロールが高いんだろうとおもっていたんですが、飽和脂肪酸が多い食材はコレステロールの合成をうながすのだそうで、結果的に体内のコレステロールが過剰になるのだそうです。

このコレステロール、毎日140gのうち1%が代謝されるのだといいます。

毎日1.4gは、生きているだけで自動的につかわれているということですね。

そうすると、口から摂取する飽和脂肪酸を避けて、海藻やきのこを毎日すこしずつ食べて胆汁酸を排出すれば、コレステロール値は下がっていくはずです。

まあ、数値が伴わなくても、海藻やキノコや純ココア、こんにゃくや納豆を食べて、健康的な生活でないはずがありません(笑)



ところでギズモさんは、土井善晴さんをあげておられました。

あの方は京都弁ではっきりしたことを言う料理研究家ですよね(笑)

ぼくもよくテレビでおみかけしますが、料理はシンプルながらも勘どころを心得ていて、腹の中は頑固者。

伝統食を大事にされているという印象です。



伝統食というと、沖縄はむかしは圧倒的な長寿を誇っていました。

これは伝統食が寄与していたのではないかとおもいます。

沖縄は昭和の間は全国でもトップクラスの長寿県でした。

しかし平成の中盤くらいからはどんどん順位を落として、いまは下から数えるほうが早いくらいです。

もちろん、昭和のころから平均寿命は全国的にどんどん伸びています。

これは医療の発達が背景にあるんですが、沖縄の場合は、食習慣の欧米化のあおりを強く受けており、伝統食を食べる機会が減っているようです。



沖縄では古くから、海藻料理がよく用いられてきました。

昆布料理だと、クーブイリチー、クーブジューシーが思い浮かびます。

クーブイリチー(昆布の炒め物)は、刻み昆布に豚バラにニンジンや豆腐などを炒め物にしたものです。

クーブジューシー(昆布ご飯)も、刻み昆布に豚バラとニンジンなどで炊き込みご飯にします。

脂のつよい豚肉と昆布を合わせることで、脂質を摂取しながらコレステロールは排出する、合理的な食事だとおもいます。

昆布は沖縄ではとれないのですが、薩摩藩が中国への輸出品として昆布を北海道から取り寄せました。

それが琉球王朝に持ち込まれて検品され、一部は王朝へ渡り、そこで落第した品質のものが庶民に分け与えられたらしいんです。

そのため沖縄の昆布料理は刻み昆布が多いといいます。




また沖縄では「アーサ」(ヒトエグサ)という海藻が常食されていたそうです。

アーサ、つまりアオサですね(笑)

島豆腐とアーサの味噌汁をアーサ汁といい、アーサごはん、アーサうどん、アーサそばなど、ともかく日常料理に利用されていたようです。



しかし現在の沖縄では、昆布の消費量は激減しています。

平成に入ってから昆布が食べられなくなってきたそうです。

米軍基地があることから、欧米食、それも加工肉の食文化が一般に普及しました。

ハンバーガー、スパム、そしてステーキハウスが乱立し、県民も経済的に豊かになったことで、こういった食事に偏るようになっているようです。

これらの要因と平均寿命の伸び悩みの時期が一致するということは、やはり相関関係があるようにおもえます。



では日本の本土の伝統健康食はというと、ギズモさんがおっしゃるとおりで、やっぱり味噌汁なんだとおもいます。

わかめのお味噌汁をベースに、豆腐、野菜。

しかし日本人の場合、沖縄のように豚肉を食べる文化が江戸時代以前にはありませんでした。

肉を食べないうえに、江戸市中ではみんな白米を食べるものだから、肉やぬかに含まれるビタミンBが不足して、脚気で死ぬ者が多くいました。

魚くらい食べればよいのに、肉食そのものを戒めていた人も多くいましたし、毎日食べるとなるとやっぱり食費がかさむので、なかなか手が出ない家も多かったのでしょう。

田舎ではみんな玄米を食べていたのですが、白米を食べている江戸市中に多い病だったことから、江戸患いといわれていたそうですね。

明治に入ってからもまだ脚気がビタミンB不足が原因だとわかっておらず、日清・日露戦争では3万人以上が死んだといいます。

しかしそれはひっくり返していえば、当時の日本人が脂質の少ない(少なすぎるくらいの)伝統食を食べていたということでもあります。



塩昆布で花粉症が軽かった、というのは、いま改めてうかがうと、非常に参考になります。

野菜、きのことお肉を塩昆布で炒めたクーブイリチーに、最後に陳皮パウダーをひと振りすれば、不老長寿になれるような気さえします(笑)



と、ここまで書いたところで、ちょっとぼくのカラダについてわかったことがあります。

というのも、2/16に献血をして、2/25に血液検査の通知がきたんです。

それで、「次の献血は5月なんですが、海藻やキノコ、陳皮パウダーを積極的に摂取して、コレステロール値がどのように変化したか、お知らせできるとおもいます。」

と書いて話をしめくくろうとおもっていました。



ところが、どうも血液検査の結果をみても、ぼくのコレステロール値は高めではあるものの、ふつうなんです。

ただ、赤血球数やヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値が、男性で上限ギリギリ、女性だったらオーバーしてる値でした。

どうしていままで気が付かなかったのか不思議なんですが、これがなにを意味してるかというと、多血症です。



多血症は血液中の赤血球が異常に増加する病気で、ぼくの数値だと異常の手前ギリギリといったところです。

赤血球を減らす医学的な治療はあまりないそうで、瀉血をするか、一般的な血栓症予防に努めるとあります。

血液が常に濃い状態だと、血流障害が起きやすく、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まるんだそうです。



つまり。

いっしょうけんめい調べたんですが、ぼくの血栓はコレステロールが原因じゃなかったようです(笑)

もともと血が濃いから、若いころ(あのときは痩せていました)にも深部静脈血栓症を患い、いまもやたらと血栓に悩まされていたのか、と納得。

とりあえず、鉄分の摂取をひかえたり、年3回の献血に参加したりで、様子をみてみようとおもいます。



しかしせっかく調べたわけですから、今後も海藻やキノコ、うちでとれた野菜、ギズモさんにいただいた陳皮パウダーを利用しながら、揚げ物をやめて健康維持を図ってみようとおもいます。

あんみつの寒天。いいですよね。あんみつなら永遠に食べられます。

なんだかぼく個人の話で右往左往してしまいましたが、お付き合いいただいてありがとうございました。

出雲大社のお福分けの写真をいただいたのに、お礼も言わずすみませんでした。

次回は、神様の話をあらためて続けさせていただこうとおもいます(笑)



【今回参考にしたURL】

海藻の抗アレルギー成分に季節変動があり、夏から秋に多いことを発見
http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/...

海藻由来の水溶性食物繊維の化学構造と薬理学的機能
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjd...

脂質と脂肪酸のはなし
https://www.caa.go.jp/policies/policy/fo...

海藻アカモクの特徴と食品利用
https://libwww.cc.it-hiroshima.ac.jp/lib...

機能性素材としてのアルギン酸カルシウム
https://www.kimica.jp/pdf/catalog/functi...

きのこの多機能性を科学する
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jwp...

ヒトにおけるわかめ摂取が食後脂質代謝に与える影響
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsn...

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