山麓王国

No.1481

Icon of nouennushi
1480
コロナ、最近なんだかまた流行し始めていて、ラジオのパーソナリティが、非常にたちのわるい風邪が流行っている、という話をしていました。

周囲でもそういう話をちらほら聞くのですが、巷のうわさのようにして、「おかしな風邪が流行っている」という話を聞くのは、なんだか不気味です。

こちらは田舎なのであまり危機感がない状況ですが、そちらは影響はないでしょうか。



今回はせっかくお話をいただいたので、冨士山小御嶽神社の話をします。

御祭神のイワナガヒメなんですが、以下のようなエピソードがあります。

高天原から中つ国に降臨したニニギノミコト(天孫)が、コノハナサクヤとイワナガヒメをめとることになったんですが、イワナガヒメの容姿が気に入らないニニギノミコトが、イワナガヒメだけ実家に送り返してしまうんです。

イワナガヒメは長命をつかさどる神でしたから、彼女を送り返したことで天孫以降、人間は短命になったといいます。

日本神話には教義らしい教義はないんですが、このエピソードには教義めいたものがあります。

人を美醜で判断する愚かさに対する戒めが込められているんですが、だいたいのことにおおらかな日本神話で、こういう説教っぽい展開は、めずらしいんですよね。

で、それはそれとして、冨士山小御嶽神社ではイワナガヒメのほかに「桜大刀自命(さくらおおとじのみこと)、」と「苔虫命(こけむしのみこと)」がまつられているそうです。

そのうち桜大刀自命はコノハナサクヤの別名なのだそうで、姉妹そろってまつられているようですね。

それで、苔虫命について調べたんですが、どうもこれが、イワナガヒメをさすらしいんです(笑)

イワナガヒメは「岩」で、それだけに長命なわけですが、その岩に苔むす→苔虫、という流れで、苔虫命はすなわち、長く生きられたイワナガヒメをあらわすようです。



小御嶽神にまつられている天狗の名は小御嶽古太郎坊正真というそうですね。

天狗は山体の霊気によって神通力を得ています。

つまり、天狗と山は切っても切れない関係です。

以前お話ししましたが、秋葉山にも秋葉三尺坊(秋葉権現)という大天狗がいます。

ほかにも、有名どころだと鞍馬山の鞍馬天狗。

群馬県の妙義山の妙義神社での、武尊大権現も天狗信仰につながってきますね。

余談ですが、小御嶽神社にもヤマトタケルはまつられているので、やはり日本神話のヤマトタケルと修験道には接点があるのだとおもいます。

いずれにせよ、修験道につかわれる山では、なんらかの天狗が崇められています。

富士山ももちろん修験道に利用されていたわけですが、どうも5合目あたりが修験者のたまり場になっていたようですね。

それで修験者は山のエキスパートですから、道祖神(道開きの神)と結びついて、天狗・猿田彦・シオツチノオジなどとも融合していく……。



しかしこんな話を富士山に行く親にしたところで、なにひとつ理解してもらえないわけですから、親にはただよい体験と無事を祈るにとどめておきます(笑)



ところで、この場をお借りして。

ちちぶまゆを食べてみたんですが、外側のグラニュー糖がさくさく、きめのこまかいましゅまろがふわふわ、カエデ糖(これ秩父のカエデから収穫しているそうですね)がとろとろで、とてもおいしかったです。

素朴な味わいのマシュマロに、グラニュー糖、メープルシロップと、特別なことをしているわけではないのに、格別な味になっていますね。

たいへんよいものを、ありがとうございました。

編集

■複合検索:

  • 投稿者名:
  • 投稿年月:
  • #タグ:
  • カテゴリ:
  • 出力順序:

■新着画像リスト:

新着画像リストは出力しない設定になっています。

全230個 (総容量 183.18MB)

■日付検索:

■カレンダー:

2024年6月
1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30

■カテゴリ:

■最近の投稿:

最終更新日時:
2026年4月5日(日) 10時39分29秒〔29分前〕