山麓王国

No.1310

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1309
曲解がどちらの意味かわからなかったんですが、曲解がないよう、すこし前の投稿内容を変えました。

あれはようするに、ふたりは小舟の中で、波の押し引きにたとえられるようないけないことをしていたわけですが、それをみているのはこの夜と波だけなんだから構わないんだという、若気の至りを肯定するような内容です。

黒澤明の『生きる』でもゴンドラの唄が印象的につかわれていますが、あれはむしろ「挽歌」の部分にスポットライトが当たっています。

主人公の渡辺勘治(志村喬)は末期がんで、じぶんの生きる楽しみがどこにあるのか、ワラにもすがるおもいで慣れない享楽の世界へ足を運び、若者たちの集う場へ行き、ピアニストにゴンドラの唄をリクエストします。

若者たちは放縦な愛の歌だとおもって聞いているのに、渡辺が陰陰滅滅たる調子でこの歌をうたうものだからしらけてしまう。

ゴンドラの唄では陽の部分だけがピックアップされていますが、森鴎外はベネチアの歌の陰の部分も取り上げて、黒澤明もやはり陰の部分にスポットライトを当てています。

で、ぼくもこの年になると、ゴンドラの唄を挽歌として聞いてるところがあります。

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2026年3月28日(土) 10時30分40秒〔7日前〕