No.210
ジェフ・ベックを代表する一曲です。
かれは音楽キャリアの途中からピックをつかわずに指で弾くスタイルになり、ギターのアームで音の特徴を出す境地に至りましたが、それによってどうやってもほかの人が真似できない音の世界をつくりました。
真似しても「ああ、ジェフ・ベックっぽいね」といわれるくらい、独自のギターの世界を作り上げています。
まあ、それはともかく。
問題はこのバンドにおけるベースを担当しているタル・ウィルケンフェルドで、2分前くらいからのソロの合間にカメラがアップになると、ベースを利用したパイスラに加えて乳首浮きという、音楽性とはまったく関係のないところのあざとい魅力を発揮していることがわかります。
まあ、古くはジミ・ヘンドリクスが、白人を率いた黒人のバンドということを商業音楽としてアピールするために、「黒人の局部はでかい」という噂を利用したライブパフォーマンスをあざとくやっていたそうですから、われわれ音楽の消費者は、男女問わずむかしから、音楽を聴く際に音楽以外のなにかに、妙な期待を寄せているのでしょう。
ちなみに、このベースソロの情感を表現する技術はふつうにすごいです。
しかしそのあとのジェフ・ベックのソロが、そういった要素を上回る化け物的な技術でしてね。
音選びがもうぼくなんかにはさっぱり理屈がわからないのと、どういう感情の起伏であんなソロが弾けるのか、と(笑)
和訳すれば「わたしたちは別れたのだから」という曲ですから、タル・ウィルケンフェルドは正確で情感を込めたソロをぶつけ、ジェフ・ベックは理屈を超えた激情をぶつけたという感じでしょうか。
#音楽
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